計測時の耐風性について。

ドローンの耐風性について、よく質問をいただきます。
標準的な計測手法がないのでお答えするのに困ります。
地上で風速計を使って測っても、上空の風速はかなり違います。
また、一方向から吹いてるのか、巻いているのかでも違います。
なので、飛んでいる動画を見ていただいて「この時の風速は何メートルでした」とお答えすることにしています。
例えば御嶽山のフライト。
標高2,200mのところから、一気に1,200m上げ、そこから6km先の噴火口まで約20回のフライトを行いました。
(もちろんNOTAMを出し、許可をもらってのフライトです)
で、その時の動画を見ていただき
「この時、風速は、頂上で○○m/secあるかも知れないと言われていました」と伝えました。
それは良いのですが。。。
測量(と言っても作業規定があるわけではないので、以下、計測と記述します)の場合は別です。
この場合、機体の耐風性でお応えするのではなく
必要な精度を得る為には、どの程度の風でも大丈夫、と答えるべきだと考えます。
基本的に解析処理はSfMのアプリケーションでされていると思います。
ドローンで連続撮影する訳ですが、適切に解析できる条件=静止している物、です。
画像の中には草木、水、色々あります。
これらは風によって動きます。
動いている物は正確に処理できません。
そうなると、エラーデータとなり、正確な座標になりません。
長々とした話になりましたが。。。
結局「ある程度の風の中でも飛ばすことはできるが、まともな成果は得られません」が適切な答えだと思っています。

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