レーザーの速度について。

今日は勢いついでにもうひとつ。

当社は2014年の頭からドローン搭載型レーザースキャナシステムを販売しています。
(開発自体は2012年にさかのぼります)
初期型はこんな感じでした。
Laser
ドイツのINTERGEOに行っても、まだドローン用レーザーシステムは少なく
国内での実用化という面では、もちろん初。
(車載用レーザーとドローンで使われている低精度IMUの組合せは別として)
インターネットで検索すると、最近の記事で国内初、というのもありましたが
ドローンと高精度INS(IMU)で、地表面を取得できるレーザーシステムというくくりで言うと
間違いなく国内初(どうでも良い話ですが)。
そこからバージョンアップすること3回、今はTDOTという名称で販売しています。
http://amuse-oneself.com/service/tdot
自社で既製品を組み立て自社で使う場合と、販売する製品を作る、というのは全く別次元の話なので
いかに使いやすくするか?というお題に向き合っている毎日です。
ところで。。。
レーザーの計測速度の表記について悩んでいます。
秒間数十万点!/数百メートル飛ぶ!と各社、売りは色々あると思うのですが
実はこれ、何メートルの時は何万点とか、逆に何十万点計測しようとすると、何メートルしか飛ばないとか
色々あります。
それは良いとして、適切に理解を得る為の表記が難しくて悩んでいます。
当社のTDOTはスキャンレートで言うと4万点/秒、これで90°の範囲を計測します。
一方、30万点/秒のスキャナモジュールで360°範囲というものがあるとします。
この場合、90°に換算すると7.5万点/秒。
全然違う!というほどの差ではありません。
もちろん全周囲360°測れるのはとても有効だと思いますが、工事現場で考えると、必要な範囲は下方向90°がほとんど。
真下から見て90°(真横)の高さ方向は
レーザーの距離精度ではなくINS(IMU)の姿勢精度に依存することになり精度が出にくいと考えます。
話を戻すと、ただ単純に何十万点だから細かい、何万点だから荒いだけでもない、ということです。
どう記述するのがわかりやすいのか。。。悩んでいます。

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