水面下点群データ補正アプリケーション
グリーンレーザ光を用いることで水面下の地形を可視化できます。 ところが、水の屈折率の影響を考慮した補正を行わなければ、正確な地形は再現できません。 レーザ光は直進性が強いのが特徴ですが、水中では速度が空気中より遅くなるので、水面で屈性して進行方向が変わってしまうからです。 川底が実際より浅く見えたという体験はありませんか。 この水の屈折の影響を考慮しなければ、水面下の地形の正確な座標を求めることができません。 残念ながら測定する箇所の水の屈折率の値を知ることはできませんし、ユーザも補正方法の知識を持ち合わせていないのが普通です。 UNDERWATER CORRECT はこの課題を解決します。 画面上に表示した断面から水面位置を指定するだけで、屈折率の影響を補正したデータを自動的に作成します。
「誰もが使えるドローン測量」のコンセプトが産んだ TDOT 3 GREEN の機能です。
屈折イメージ
1.ノイズ除去
水面下の地形を含むレーザ点群データを画面上に表示させ、ノイズデータを除去します。
ノイズ除去イメージ
2.本川、支川の指定
川の流れの中心(河心)を結んだ線(流心線)を引き本川および支川を設定します。
本川、支川の指定イメージ
3.水面を指定
流心線に直角に測線を設定することで横断面データが自動作成されます。
その後、画面上で断面データから水面を指定します。
水面を指定イメージ
4.水面下のレーザ点群データの座標値の補正計算
水面下のレーザ点群に対する水面の屈折補正および光の速度補正が行われ正確な3次元座標をもつレーザ点群データに変換されます。
成果イメージ